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2008年3月19日 (水)

輪へ ~お母さんより~

昨日は誕生日でしたね。6歳の誕生日、おめでとう。輪が産まれて6年。あっという間の6年でした。“産まれてきたのがつい昨日のよう”とはよく言いますが、まさしくそのような感じです。あんなに小さかった輪が、いつの間にか歩けるようになり、話せるようになり、字が書けるようになり、自分の事は自分でできるようになり、そして自分で考えることができるようになりました。

4月からは小学生ですね。

今までお母さんは輪に色々なことを伝えてきました。挨拶をきちんとしなさい、人の話はきちんと聞きましょう、自分がされて嫌なことは人にしてはいけません、ご飯は残さず食べましょう。その他細かいことを言えばきりがないけど・・・。後は、色々なことを制限もしてきました。外食やケーキを食べるのは特別な日だけ、おもちゃを買うのはクリスマスや誕生日の時だけ、お菓子を買うのも何かを頑張った時だけ、欲しい物と必要な物の区別をしなさい、など。

少し厳しかったかもしれません。でもそれらは、これから輪が集団生活をしていく上での基本的ことであり、そして“何事も当たり前だと思って欲しくない”という気持ちがそこにはあるのです。お金や物の大切さを知って欲しいのです。喜びを味わって欲しいのです。外食だってたまにするから楽しく嬉しいのであって、毎日していたらそれが当たり前になり、楽しさや嬉しさは味わえないでしょう。欲しいものがいつでも何でも手に入ったら、物を大切にするでしょうか、それを手に入れるために頑張る努力をするでしょうか。頑張って得た喜びは特別なものだと思います。また近年、『給食費を払っているのだから、給食前に“いただきます”を子供に言わせるのはおかしい』などと言う人が増えているそうですが、それは間違っていると思います。“いただきます”は、お米や野菜を作ってくれた農家の人、動物や自然、給食を作ってくれた人など全てに感謝の気持ちを込めた言葉だと思います。その給食ができるまでに多くの動物が犠牲になり、多くの人が汗を流したのです。ご飯が食べれることを当たり前だと思って欲しくないのです。人は一人では生きていけない、当たり前のようにしている事の全てに多くの人の努力がある、多くの人に支えられて生きているのだということを知って欲しいのです。だからお手伝いも沢山してもらいましたね。家族みんなで協力し、支えあっているということを知って欲しかったのです。そして感謝していることを相手に伝える術が“挨拶”だとお母さんは思っています。

今まではどちらかと言うと、一方的にお母さんが言うだけでした。ですからもしかしたら『怒られるからしなければいけない・してはいけない』というふうに思っているかもしれませんね。ですがこれからは、しなければならない・してはいけない、その理由を自分で考える番です。頭で分かっていても、実際経験しなければ、自分で納得して理解しなければ意味がないことが数多くあります。お母さんの言うことはおそらく正しいことでしょう。今まで何年と生きてきて、色々な人とかかわり、色々なことを体験してきて出した答えなのですから。答えは教えました、後はその答えが出るまでの過程を自分で考えてください。小学校はその機会を与えてくれる場所であると思います。色々なことを経験して自分の中に吸収していってください。もしかするとお母さんの言ってきたことは、自分で正しいと思っているだけで間違っているかもしれません。疑問に感じたときは言ってください。一緒に考えましょう。

小学生、今は楽しみと期待でいっぱいでしょう。だけど楽しいことばかりではない、辛い思いもきっと沢山するでしょう。想像もしなかったことを沢山経験するでしょう。育ってきた環境が違うから、人それぞれ違った考え方を持っているでしょう。多くの友達と接し、とまどい、そして葛藤しながらも、自分を見失うことなく自分を見つめ、自分の足でしっかりと立ち、強く、歩いていってください。途中で立ち止まった時にはお母さんが背中を押し、倒れそうになった時にはお母さんが支えます。だからどうか安心して前に進んでいってください。

もちろんお母さんもまだまだ、人間として親として、いたらない部分や分からないことが沢山あります。輪の経験を通して、お母さんも一緒に成長していきます。

輪、頑張れ!! そして一緒に頑張ろう!!

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